補聴器外来について

「難聴」は認知症の危険因子の１つ、フレイル（こころや身体の活力が低下して介護が必要な状態におちいりやすく弱った状態）の原因の1つと報告されています。当院では、聞こえに合った補聴器を装用することで生活の質を改善し健康寿命を延ばすことを目指しております。また、耳鳴治療としても補聴器装用は有効です。

★　初めて補聴器を着けようとお考えの方へ
一般診療の結果、治療が必要な場合は治療後に、精密聴力検査を行い、その後、補聴器相談が開始となります。
補聴器相談は１度の受診では終わりません。数回の受診が必要になります。
数回にわたる補聴器相談での結果、補聴器の有用性が確定した場合、専門業者から購入していただく事になります。
ただし、有用性が見いだせない場合は、補聴器相談は終了となります。（購入する必要もありません）
ご高齢の方の場合、ご家族と一緒に来院されることをお勧めします。

★　現在、使用している補聴器の適合状態が知りたい方へ
補聴器を装用した状態で純音聴力検査やことばの聞き取り検査を行い、補聴器が適合しているか詳しく調べます。

補聴器外来の流れ

1.診察
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2.聴力検査
聴力検査、ことばの聞き取り検査など
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3.補聴器相談
言語聴覚士による補聴器装用相談、検査を行い、どんな補聴器を装用するか生活環境などに合わせてご相談します。
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4.補聴器の試聴と聴覚リハビリテーション
実際に補聴器をつけます。試聴の補聴器は貸し出しいたします。貸し出し費用はかかりません。
補聴器装用指導、調整、聴覚リハビリテーションのために約１～２週間ごとに受診をおすすめしています。（１～３ヶ月程度かかります）
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5.補聴器適合検査、再調整
補聴器を装用した状態での聴力検査を行い、補聴器の効果を検査で確認します。聞こえに合わせて補聴器の再調整を行います。
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6.決定
補聴器適合検査で補聴器の効果を認め、ご納得がいく補聴器となった場合、販売店から購入していただきます。
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7.聴覚管理アフターケア
補聴器購入後も定期的な聴力検査がとても重要です。